今日は恋の命日だった。
1年前の4/7、朝起きたら恋が終わっていた。
あの春の記憶は今も強烈に残っている。辛かった記憶を何度も反芻しては、トランスに浸っているのだ。美化された記憶。あれは苦くて塩辛いものだったはずなのに。
あの春のことは、1年間何万回も思い出していたし、今でもしょっちゅう頭に過ぎる。「せつない」というきみどりとかみずいろみたいな言葉では軽すぎるくらいの思い出だ。当時は毎日泣いていたし、相手のことを死ねばいいのにと思っていた。それでも何故か、美しい記憶というものにすり替わってしまった。当時苦しんでいたわたしには申し訳ないけど、20年の人生イチ魚喃キリコの漫画に出てきそうな体験だった。潜在的にそういう恋愛を望んでいるわたしが居るんだよな。
あの時の記憶、これからもしばらく引っ張り出しては酒の肴にしてしまうだろう。深夜3時、音楽で精神を飛ばしていたあの日々。やっぱり鬱くしい!